無双系女騎士、なのでくっころは無い
おすすめ度:★★★★☆
無双系女騎士、なのでくっころは無い
作者:赤木一広(和)
王子の数が多すぎて誰からも顧みられることのない第十五王子イェルケルが、忠勇無双の三人の女騎士を得て暴れまわる話。まだまだ未熟なイェルケル達だが、それでも身に付けた非常識な武力を盾に全ての困難を力づくで押し通る。 女騎士だのくっころだの言っていますが、ハーレム要素どころか恋愛要素すらほとんどないです。 基本は戦闘で、戦って戦って戦って戦っていく中で、時々思い出したようにそれ以外が混ざります。 とにかくひたすら主人公達が敵をぶち殺していくお話、むしろ殺さない方が珍しいレベルで。 とはいえ彼等は人格破綻者ではないので、人並みにものを考え、人並みに苦労をし、人並みに悩んだりしながらも、嬉々として敵をぶっ殺していきます。 異常に強い主人公達による、一応戦記っぽいものという形になっておりますので、彼等が暴れまわる背景なんかもそれなりには描かれております。 2018/2/15 GAノベルスより書籍版発売しました
どんな強敵も圧倒的な武力によって圧殺していく無双系格闘コメディ。
ハラハラもドキドキもなく、どうせ主人公たちが勝つだろうという安心感がある。
ストレス展開が苦手な人も安心して読めるだろう。
とはいえ、一箇所、主人公イェルケルとそのライバルの関係には思わず胸を締め付けられた。こればっかりは「やられた」と思わされた。
暴力的ではあるがなかなかスカッとさせられる、おすすめです。